間宮芳生 / 牧野由多可
現代作曲家の邦楽器による作品
Toshiba Records (Japan) 19xx
TA-7023 (LP) Red translucent, インサート
sleeve : EX-(一部薄い汚れ,やや色あせ)
media : EX-/EX-(わずかなチリノイズ/一部軽いチリノイズが入る箇所あり)
日本人作曲家の間宮芳生と牧野由多可による邦楽器のための作品を取り上げたアルバム。おそらく1969年か1970年頃のリリースと思われます。演奏は尺八奏者の二代目北原篁山によって1957年に結成され以降、国内のみならず海外でも数多く公演し、邦楽の魅力を世界に発信し続けたグループ、邦楽4人の会。本作では北原篁山(尺八)、後藤すみ子(箏)、菊地悌子(箏,十七絃)、矢崎明子(三絃,箏)で構成されています。古典的なアンサンブルを踏襲しつつも、不協和音的音階も取り入れながら要所で前衛的な試みが見受けられ、なかでも牧野による「十七絃独奏による主題と変容「風」」は、菊地悌子が1981年に発表した『十七絃の世界』でも取り上げられ、緩急のある展開のなかに低音域から高音域まで張りのある音色と旋律が印象的です。オリジナル赤盤。
A1: 尺八・三絃と二面の箏のための四重奏曲
B2: 十七絃独奏による主題と変容「風」