東海林修
夜間飛行
Philips (Japan) 1979
PH-8537 (LP) 帯, インサート
sleeve : EX+(天面一部/角ごくわずかに擦れ)
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
1960年代より数々の歌謡曲のアレンジやテレビ番組の音楽を手がけ、1970年代には日本初となる国産シンセサイザー作品を制作するなど、冨田勲と並ぶ日本におけるシンセサイザーの第一人者である東海林修による1979年リリースのアルバム。サン・テグチュペリの小説『夜間飛行』にインスパイアされ制作されたもので、Roland System 700、Arp 2600をはじめとする多量のシンセサイザーを駆使した、タイトルとおり飛翔感のある素晴らしいシンセサイザー・ミュージックを全編に収録しています。ガイドブック『obscure sound〜桃源郷的音盤640選〜』でも紹介した1978年発表の『闍多迦』と、1980年発表の『Shambala』とともにぜひ聴いていただきたい1枚。また、前後左右に音像が定位する「スペースサイザー360」なる録音技術が採用されています。なかなか実感するのは難しいかもしれませんが、ステレオの定位感は凄まじく良く立体的です。
A3: Trade Winds
A5: Night Flight