Ralph Simon
Time Being
Gramavision (US) 1980
GR 8002 (LP)
sleeve : EX-(CC,SRW,一部薄い汚れ)
media : EX/EX(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)
アメリカ人サックス・プレイヤーRalph Simonによる1980年リリースのリーダー・アルバムにして唯一のアナログ作品。ニョーヨークはマンハッタンで創立され、ジャズ/フュージョンを中心にニューエイジ/メディテーション系の作品までを数多く残すレーベルGramavisionからのリリース。全体的なイメージとしてはビバップ/モーダルの延長線上にあるコンテポラリー・ジャズですが、John Scofield(g)、Paul Bley(ac-p,el-p)、David Dunaway(b)、Ron Alliano(as)、OregonのPaul McCandless(oboe,english horn)といったテクニシャン勢が参加しているだけあって、その演奏には説得力があり、フリーフォームにインプロヴィゼーションを繰り広げる楽曲も良いですが、微睡むようにアーバンな雰囲気が渋いB1、Paul Bleyのエレクトリック・ピアノをフィーチャーしECM勢に通じるミスティックな空気感を漂わせながらアトモスフェリックなサウンドスケープを展開する長尺な最終曲B2がベストです。
B1: Julie and Julius
B2: Regina Gabriella