坂本龍一 + ダンスリー
エンド・オブ・アジア
Better Days (Japan) 1982
YF-7045-ND (LP) 帯, インサート
sleeve : EX-(薄い染み)
media : EX-/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり,A5:一部軽いチリノイズが入る箇所あり)
YMO散開の前年に坂本龍一がダンスリーとともに制作した1982年リリースのアルバム。ダンスリーはリュート奏者の岡本一郎を中心に1972年に結成された日本の現代的古楽アンサンブル集団で、日本コロムビア傘下のDENONレーベルから前年にメジャーからは初となるアルバム『Danceries』を発表しており、その際にも坂本龍一がコメントを寄せるなど興味を示していたようでこのコラボレーションにつながったと思われます。本作ではルネサンス音楽などの古典だけではなく、坂本龍一作曲の楽曲も5曲披露していて、ガイドブック『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』でも紹介した三宅榛名と高橋悠治の名コラボ作品『いちめん菜の花』でも取り上げられた「Grasshoppers」の古楽アレンジなど聴きどころ満載。海外でこのようなアプローチを同時代にしていたのはスペインのLuis PaniaguaやLuis Delgadoでしょうか。
A1: Dance
A6: Grasshoppers