S. Reich/J. Adams "Variations for Winds, Strings and Keyboards/Shaker Loops”

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Steve Reich / John Adams -San Francisco Symphony
Variations for Winds, Strings and Keyboards / Shaker Loops
Philips (Holland) 1984
412 214-1 (LP)
sleeve : EX(角2ヶ所軽いシワ,やや色あせ)
media : EX+/EX+(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)

現代音楽における世界的作曲家Steve Reichと、ECM New Seriesなどからも素晴らしい作品を発表しているアメリカ人作曲家John Adamsのコンポーズによる楽曲を、Edo de WaartのディレクションによってSan Francisco Symphonyが演奏した1984年リリースの傑作アルバム。side AにはSteve Reichが1979年にコンポーズしたオーケストラル・ピースで、初演もSan Francisco Symphonyによって1980年に行われています。時代的には『Octet』と『Tehillim』のあいだに発表されており、自身のルーツであるユダヤへの原点回帰、詠唱法の探求を深めていた時期で、『Tehillim』のように楽曲への直接的な影響はそれほど感じさせませんが、ミニマルにリフレインするフレーズが折り重なることで新たに生まれるハーモニーがドラマティックなサウンドスケープを描き出しています。San Francisco Symphonyによる演奏も非常に素晴らしく、21分を超えるロング・トラックにも関わらず音の世界に没頭しているうちに時間感覚が失われていきます。個人的にも数あるSteve Reich作品のなかでも最高峰のひとつに挙げたい1枚です。side BはJohn Adamsによる1978年発表の楽曲で、3つのヴァイオリン、1つのヴィオラ、2つのチェロ、1つのコントラバスによるストリングス・アンサンブル・ヴァージョン。4つのパートで構成された組曲となっています。荘厳に響きわたるミニマルな弦音が静と動のコントラストを見せながら劇的な展開を見せる感動的な世界。

A: Steve Reich "Variations for Winds, Strings and Keyboards"
B: John Adams "Shaker Loops"
Language
Japanese
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