小澤征爾 / 武満徹
小沢 = 武満 ‘69
RCA Red Seal (Japan) 1969
SX-2022 (LP) 帯, ブックレット付き見開きジャケット(薄い汚れ)
sleeve : VG+(薄い汚れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
日本が世界に誇る名匠、武満徹が1960年代に作曲した4つのコンポジションを、小澤征爾が音楽監督を務めるトロント交響楽団が演奏した1969年リリースのアルバム。トロントのマッシー・ホールでの録音で、高橋悠治がピアノで参加しています。A1はこれが初演となる独奏ピアノとオーケストラのための作品。A2は1957年に東京交響楽団の委嘱で作曲されたフル・オーケストラ作品。B1は当時武満が深く探求していた琵琶や尺八といった邦楽器とオーケストラのための作品「ノヴェンバー・ステップス」の第2番として作曲されたもの。B2は1966年にクーセヴィツキー財団委嘱作品として作曲された弦楽四重奏。見開き内のブックレットに添えられている「音響的フェティシズムで邦楽器を西欧的にアダプトするようなことは愚かであり、それはものを動かさない」「音はついに自然の音のように無に等しい状態にたち還って行くという認識は、批評を超えた恐るべき問いとして活きているように思う」という武満徹の言葉が突き刺さります。
A1: アステリスム
B1: グリーン(ノヴェンバー・ステップス第2番)