加古隆
いにしえの響き - パウル・クレーの絵のように -
CBS Sony (Japan) 1986
28AH 2075 (LP) 帯, インサート, レーベルインフォ
sleeve : EX-(SRW,側面一部/角擦れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
クラシック/現代音楽畑の出身でありながらフリー・ジャズに開眼し、ジャズと現代音楽の要素を融合させた独自の道を歩んだ日本人ピアニスト、加古隆による1986年リリースのアルバム。19世紀末から20世紀にかけて活動しピアニストとしてもプロ級の腕前だったらしいスイス人画家Paul Kleeの絵画を題材に、ソロ・ピアノの演奏を全編に収録。静と動、まさにPaul Kleeの絵のごとくミニマルかつランダムに構成された抽象絵画のような、イマジネーションを刺激する演奏。Erik Satieの雰囲気もどこかしら感じさせ、アンビエント的要素も十分に備えています。1983年発表の『夜明け』とともに聴きたい1枚です。