The World of Osamu Nakamura
Sphere
Audio Lab (Japan) 1977
ALC-1050 (LP) Promotional copy
sleeve : VG+(SPSE:天面/底面7cm程亀裂,色あせ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり,再生音に影響ないごく薄いスリキズ数本あり)
石川県金沢市に生まれ、10歳のときにバレエダンサーだった母・中村優子の公演にピアニストとして舞台に立ち、以来、歴史に埋もれた作曲家の発掘と紹介に生涯を捧げてきた早熟のピアニスト、中村攝による1977年リリースのデビュー・アルバム。ジャズ・ピアニスト菅野邦彦の実兄でオーディオ評論家の菅野沖彦がプロデュースを手がけています。Bernd Alois Zimmermann、Paolo Castaldi、Niccolo Castigloni、Anton Von Webern、Heinz Holligerといった作曲家の音楽を表情豊かに演奏していますが、圧巻は中村自身のオリジナル・スコアを収録したB1からB6。潜在意識の奥底に訴えかけるような深い精神性を感じさせますが、録音当時、中村はまだ16歳というから驚き。ぜひお聴きください。
B1: Piece for Piano
B3: Piano Sonata