
武満徹
《秋》抄 / <ノヴェンバー・ステップス>より十段 / エクリプス
Deutsche Grammophon (Japan) 1975
MG 1056 (LP)
sleeve : EX-(薄い汚れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
現代音楽という括りを飛び越え様々な実験的志向をもったコンポーズに挑んだ日本が世界に誇る偉大なる作曲家、武満徹による邦楽器のための3作品を収録した1975年リリースのアルバム。映画『怪談』のサウンドトラックのための楽曲から武満の邦楽器のための作品を演奏している尺八奏者の横山勝也と琵琶奏者の鶴田錦史が全曲で演奏しています。3作品のなかで最も古い1967年に作曲されたB面の「エクリプス」は、当初より横山の尺八と鶴田の琵琶の演奏を想定して作曲されたもの。A1の「《秋》抄 」は1973年にに鶴田のリサイタルのために書かれた作品。A2の「<ノヴェンバー・ステップス>より十段」は、オーケストラ・パート以降に登場する尺八と琵琶の10番目にあたるパートを演奏したもの。いずれの楽曲もメロディや制限された<間>のない、演者による即興の要素が重要視されています。
A1: Excerpt from >>Autumn<<
A2: 10th Step from >>November Steps<<
B1: Ecripse