武満徹 / オリヴィエ・メシアン
ノヴェンバー・ステップス / されば われ死者の よみがえるを 待ち望む
Philips (Japan) 196x
PPR-1 (LP) 見開きジャケット
sleeve : EX-(見開き内部薄い汚れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
現代音楽という括りを飛び越え様々な実験的志向をもったコンポーズに挑んだ日本が世界に誇る偉大なる作曲家、武満徹の歴史的名曲「ノヴェンバー・ステップス」と、Oliver Messianによる「されば われ死者の よみがえるを 待ち望む」を、Bernard Haitink指揮によりアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団が演奏した作品。リリース年は不明ですが、おそらく60年代の初回盤と思われます。大注目はやはり横山勝也による尺八と鶴田錦史の琵琶をフィーチャーしたside Aの武満による「ノヴェンバー・ステップス」。静寂の空間に漂う尺八と琵琶により創造された幽玄な世界は、世阿弥が確立した能の精神に通じます。古さは一切感じさせないアヴァンギャルドな志向が前面に打ち出された名曲中の名曲です。
A: 武満徹 “ノヴェンバー・ステップス”
B: Oliver Messian “されば われ死者の よみがえるを 待ち望む”