武満徹 / Roger Woodward
Corona / For Away / Piano Distance / Undisturbed Rest
London Records (Japan) 1974
SLC 2365 (LP) 帯
sleeve : VG+(汚れ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
現代音楽という括りを飛び越え様々な実験的志向をもったコンポーズに挑んだ日本が世界に誇る偉大なる作曲家、武満徹のピアノ曲4作品を、オーストラリア人ピアニストのRoger Woodwardが演奏した1974年リリースのアルバム。B面には、Woodwardの委嘱で作曲された1973年発表の「For Away」、1961年発表の「Piano Distance」、1950年から1959年にかけて作曲された初期名作「遮らない休息」を収録。大注目はA面に収録された1962年発表の「Corona (London Version)」。ピアノ2台とオルガン、ハープシーコードの演奏をマルチ・レコーディングした超大作で、延々に続くドローンを抜けた後に訪れるプリペアドの皇室な金属音、そしてまたドローン。それぞれの音色が織りなす美しく壮大なグラデーションが大変素晴らしい1曲。現代音楽に興味のない方でも電子音楽的な耳で聴けると思います。
A1: Corona (London version)
B1: For Away