細川俊夫
Neben Dem Fluss…
ALM Records (Japan) 1984
AL-28 (LP) インサート
sleeve : NM-
media : EX-/EX-(わずかなチリノイズが入る箇所あり,B:軽いチリノイズが入る箇所あり,A1:プチノイズ3回あり,A2:薄いスリキズ1本あり)
矢代秋雄やYun Isangらに師事し、70年代後半より本格的に作曲活動を開始した日本人コンポーザー細川俊夫による1984年リリースの1stアルバム。タイトル曲のA1はハープのための独奏曲で、篠崎史子が演奏しています。B2は弦楽四重奏曲、B1は数住岸子によるヴァイオリン独奏、B2は御貴美恵によるアコーディオン独奏。いずれの楽曲も水を打ったような静寂、それを突然切り裂くような激情、持続音と打撃音、不安定な旋律は不快ではなく、まるで自然の情景を音で表しているかのように自由な音の旅。処女作とはにわかに信じがたい初期最高傑作と呼べる素晴らしい作品です。A1はアートワークのごとき極めて静謐な時間が流れています。B2もアンビエント・ファンに聴いていただきたい、その先の世界。
A1: Neben Dem Fluss…
B2: Melodia