Various Artists
ウイグル民謡とベンガル民謡
Seven Seas (Japan) 1980
GXC 5022 (LP) 帯, インサート
sleeve : EX+(裏面ごく薄い色あせ)
media : EX+/EX+(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)
キング・レコードによる<シルクロード音楽の旅>シリーズの第一弾として1980年にリリースされた、ウイグル民謡とベンガル民謡の演奏を収録したアルバム。1979年に東京文化会館で行われたコンサートのライブ・レコーディングで、ウイグルからは手鼓奏者/ボーカリストのWubuli Kasaimuと女性シンガーのBuniyazi、ベンガル民謡はインドからLoka Bharati楽団が演奏を披露。ウイグルは中国の自治区となっていますが異なる文化を持つ民族で、言葉もトルコ語系で大半がイスラム教徒であり、音楽もトルコ系民族と共通した様式で、手鼓によるリズミックなビートや完全4度に調律したドタールという2弦の楽器と男女による対歌を聴いていると、ブルガリアなどの東欧民族音楽と中央アジア民族音楽いずれもの要素を感じ取れます。一方のベンガル民謡は女性ヴォーカルの伸びやかでゆったりとした歌唱や男女混成のコーラスにハルモニウムの柔らかな音色が高らかに響くバーティヤーリやリズミカルな合唱など、独自に伝承されたベンガル民謡を堪能できます。
A1: 手鼓独奏「豊作」
B3: ベンガル民謡「茶包み歌」