V.A. "The Concert of Japanese Contemporary Music"

広瀬量平, 一柳慧、石井真木
日本現代音楽の夕べ
CBS/Sony (Japan) 1985
28AC 2026 (LP) Master Works, テクスチャージャケット, インサート
sleeve : NM-
media : EX+/EX+(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)

3人の日本人現代音楽作曲家、広瀬量平, 一柳彗、石井真木の作品を取り上げ1984年に開催されたコンサート『日本現代音楽の夕べ』のライブ・レコーディング・アルバム。演奏はNHK交響楽団。広瀬量平によるA1は尺八とオーケストラのための協奏曲で、尺八奏者の山本邦山による演奏を念頭に作曲された一連のシリーズのひとつ。60年代にJohn Cageの不確定性音楽の思想を日本に紹介し自らも実践した前衛作曲家である一柳慧によるA2は、「循環する風景」と名付けられたバイオリン協奏曲で、「Seasons」「往還楽」などの作品と同様に風景シーンを軸に記憶と循環を結んで連なったかたちを示しているとあります。石井真木によるB1はオーケストラのための「曙光」作品の一連のシリーズのひとつで、トーン・クラスターの手法が用いられた音響音楽となっています。

A1: 広瀬量平 "尺八とオーケストラのための協奏曲"

A2: 一柳慧 "ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」"
B1: 石井真木 "オーケストラのための「曙光」39"