高橋悠治
シーズンズ
ALM Records (Japan) 1977
AL-14 (LP) インサート
sleeve : EX(わずかに色あせ)
media : EX/EX(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
Iannis Xenakisのもとで音楽理論を学び、一柳慧、武満徹らと並び世界的に活躍する現代音楽家/作曲家/ピアニストの高橋悠治による1977年リリースのアルバム。日本のインディペンデント・レーベルの先駆けであるコジマ録音のレーベルALM Recordsから。1974年に神奈川県立音楽堂で開催された『高橋悠治ピアノリサイタル・バッハとケージ』の実況録音盤で、John CageはA1に「Cheap Imitation」、A2に「Metamorphoses」、B2に「The Seasons」を収録。A2は1938年、Cageが27歳のときに作曲したもので、断片が音列のなかの音程関係にのみ従って移調されながら進行していく、12音技法が使用されています。B1はバレー用の舞台音楽のために作曲されたもので、インドの伝統的な季節感が現されていて、独特のリズム構造が循環するという、これまたCage独特の理論に基づいたコンポーズ。John Cageをより深く理解する高橋悠治ならではの演奏。
A2: Metamorphoses
B1: The Seasons