村田有美
卑弥呼
B&M (Japan) 1981
YF-7029-B (LP)帯(SPSE:裏面上部5mm程破れ/折れジワ), インサート
sleeve : EX(角擦れ)
media : EX+/EX+(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)
ガイドブック『OBSCURE SOUND REVISED EDITION』掲載。清水靖晃が1970年代後半から1980年代前半に結成していたグループ、マライア・プロジェクトの作品に参加している日本人女性シンガー、村田有美による1981年リリースの3rdソロ・アルバム。清水靖晃がプロデュースを手掛け、サウンド・プロダクションもマライアが手掛けています。作曲陣にはマライアから清水靖晃、笹路正徳、渡辺モリオの3人に加え、矢野顕子が作詞と作曲2曲参加。当時のマライア作品に近似するプログレッシヴなロック・サウンドやYello Magic Orchestraに対抗したようなシンセ・ポップなどバラエティに富んだサウンド・メイクですが、なんといっても大注目は清水靖晃が同年にリリースした超傑作ソロ・アルバム『IQ-179』や村川ジミーのソロ・アルバム『Original De-Motion Picture』で展開したサウンドを反映させたA3/A5/B4。いずれも当時清水靖晃が挑んでいた実験的サウンドを体験できる最高にかっこいいトラックです。A5は矢野顕子と清水靖晃のカラーが見事に融合しています。
A3: 心の底辺
A5: 私のバス
B4: Rakuchin