Dave Grusin
Night-Lines
GRP (US) 1984
VIJ-6425 (LP) 帯, インサート
sleeve : NM
media : VG+/EX+(A:軽い歪みあり)
1960年代前半よりジャズ・フィールドで活動し、もはや大御所中の大御所といった感のアメリカ人コンポーザー/ピアニストのDave Grusinによる1984年リリースのアルバム。David Sanborn、Marcus Miller、Buddy Williamsなど、当時の多種多様の音楽の屋台骨を支えたトップ・ミュージシャンが参加。シンセサイザー・サウンドを全面的に押し出した作品で、全編打ち込みによるエレクトロニックなクロスオーヴァーから、女性ヴォーカルをフィーチャーしたR&B、さらにはニューエイジ・テイストのトラックまで幅広い作風ですが、やはりこの人のサウンド・プロダクションは尋常じゃなく卓越していて、一貫してクオリティが高いです。とくにオススメしたいのがアーバンこのうえないAORナンバーで、佐藤博の1982年名盤『Awakening』に共通するメロウネスが漂ってます。昨今の音楽的風潮がなければ振り返りもされなかった可能性がありますが、良いものは良いとあらためて実感させてくれます。 A面が凹の状態で盤面の一部に軽い歪みがありますが、問題なく再生可能です。B面はフラットで安定しています。
A4: Tick Tock
B3: Haunting Me