
二世 藤舎名生 (藤舎推峰)
日本の笛
Columbia (Japan) 1995
COJF-9181 (LP) 帯, インサート
sleeve : NM
media : EX+/EX+(わずかにチリノイズが入る箇所あり)
歌舞伎・長唄囃子方の流派のひとつである藤舎流の横笛奏者で、『ガラスの笛』などの名作も残している初代藤舎推峰による1995年リリースのアルバム。二代目 藤舎名生を襲名後の録音。収録曲はすべて名生自身によるオリジナル曲で、スタジオ録音だけではなく、羽黒山の三神合祭殿、月山頂上の神饌池、月山八号目の弥陀ヶ原など野外で録音された音源も収録しています。小鼓、大鼓、締太鼓との合奏は伝統的な囃子方の音楽を継承したものですが、B4に収録している京都市左京区の花背山道で録音された笛の独奏が大変素晴らしく、笛の音が自然音と完全に同化した、まさに日本独自の環境音楽、精神的な面で日本のニューエイジと言えます。大推薦。CD時代に日本コロムビアが制作したMastersonic仕様の<Ulti-Fidelity Analog>シリーズからの1枚で、大変秀逸な音質です。