山本邦山作品集
天為
RCA (Japan) 1975
JRZ-2553-54 (2LP) Promotional copy, White label, 見開きジャケット
sleeve : EX-(側面一部/角擦れ,一部色あせ,見開き内部薄い汚れ)
media : EX+/EX+,EX+/EX+(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)
古典のみならずジャズや現代音楽、アヴァンギャルドまで常に新しい挑戦を続け、2002年には人間国宝の称号を得た都山流尺八奏者山本邦山が、1960年代から70年代にかけて作曲したオリジナル曲を全9曲収録した1975年リリースの傑作2枚組アルバム。旧態依然とした邦楽界において苦悩を続けながら辿りついた境地。横山勝也、唯是震一、沢井忠夫ほか、古典の枠を超えて邦楽の新しい領域に挑んだ奏者が多数参加し、尺八、箏による果てしなく有機的なアンサンブルを一挙堪能できる素晴らしい内容で、まったく古さを感じさせません。とくにDisc 1の尺八合奏はすっと馴染んでとても聴きやすいと思います。アンビエントのその先に見える世界。
A1: 尺八四重奏曲大一番
B1: 五人の尺八奏者のための陰陽句