近藤譲
ブルームフィールド氏の間化
ALM Records (Japan) 1976
AL-13 (LP)
sleeve : VG+(色あせ,薄い汚れ)
media : EX+/EX-(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり,B1:再生音に影響ないスリキズ1ヶ所あり)
1968年に『モノローグと5つの断片』でデビュー以降、150を超える作品を残した日本の現代音楽家、近藤譲による1976年リリースの傑作アルバム。タイトル曲のA1はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦楽四重奏で、同年に発表された『線の音楽』の規則を別の手法で実践したもので、上昇下降する持続音の断片がカウベルの打撃音をはさみながら配置されています。A2は1975年に作曲された「視覚リズム法」をピアノ・ソロのために縮小したもので、高橋アキが演奏しています。B1は虫や鳥の鳴き声、子供の声、雑踏音、電子音のテープ・エディットにクラリネットの持続音をレイヤーしたミュージック・コンクレート。B2はフルートとピアノのために作曲されたもので、近藤譲のベーシックな形式となる思想「形と影」が顕著に現れたもの。
A1: ブルームフィールド氏の間化
A2: 視覚リズム法
B1: 夏の日々
B2: 歩く