Hozan Yamamoto, Tadao Sawai “Vivaldi/Four Seasons”

山本邦山, 沢井忠夫
ヴィヴァルディ 四季
RCA (Japan) 1969
JRS-7044 (LP) Original pressing, 見開きジャケット
sleeve : VG+(SRW,SPSE/TOC:天面亀裂/テープ補修,側面一部/角擦れ,薄い汚れ)
media : EX+/EX+(一部わずかにチリノイズが入る箇所あり)

古典芸能にとどまらず、コンテンポラリーな活動により偉大な功績を残した尺八奏者の山本邦山、邦山や青木鈴慕らとともに＜民族音楽の会＞を結成し、古典のみならずジャズやクラシックなども昇華した創作/演奏活動に取り組んだ日本を代表する箏曲家のひとり、沢井忠夫による1969年リリースの共演アルバム。バロック時代のイタリア人作曲家Antonio Vivaldiの最も有名な曲のひとつである「四季」を取り上げた作品。邦楽器を使用して西洋音楽を演奏するという当時は結構頻繁に実践されていた試みですが、ファンキーさはなくテイスト的にはイージー・リスニングですが、後に邦山が取り組む前衛的な活動にも参加するギタリストの中牟礼貞則やドラマーの猪俣猛のほか、ベーシストの滝本達郎らが加わるパートはやはり一味違います。

A2: 協奏曲 ト短調「夏」
B1: 協奏曲 ヘ長調「秋」